- Category:
- Architecture
- Location:
- 福岡県大牟田市
- Completion:
- 2017-03
- Photographer:
- Katsumasa Tanaka
市街地と小高い山の間にある緑豊かで閑静なエリアに計画されたのは、36人の入所者の「住まいの場」と、通所者を含む「活動の場」である。
施主である社会福祉法人は市街地から離れた山の上で施設を運営していたが、障害を持った人も、皆と変わらぬ生活ができるべきであるという強い理念のもと「山の上から地域へ」という念願を実現すべく新しい敷地での設計が開始された。
敷地は前面道路の交通量も少なく、背後を緑で覆われた低山の南斜面が見える良い場所であり、ここには、明るくのびやかな建築が似合う様に思われた。
また、この建物は入所者の生活の場であるとともに、外部からの利用も想定されているため、「住まいの場」と「活動の場」をいかに関係をつくりながらも、分けて行くかということが重要と考えた。
エントランスから北側に続く廊下によって、「住まいの場」と「活動の場」を分けるゾーニングとし、それらの間には中庭を設けている。この中庭が内部に光と風、また鳥の囀りなどをもたらすとともに、ここに住まう人の雰囲気を緩く感じられるものとしている。
「住まいの場」は色分けされた4つのユニットで構成され、それぞれに中庭に面した談話室をもち、光と開放感を提供できる空間となるようにした。ひとつのユニットは9つの個室で構成され、昼は通所者や地域の人も利用する食堂や多目的室にでかけ、夕方になると自分の家に帰るように談話室に帰ってきて寛ぐ。
そういった生活をイメージしている。
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