西東京市の集合住宅

Category:
Apartment, Architecture
Location:
東京都西東京市
Completion:
2018-07
Photographer:
Katsumasa Tanaka

新宿から電車で20分の駅前に建つ店舗付き集合住宅(賃貸13戸)。狭小地で、事業性や法規制等の制限の中でいかに豊かな生活の場を提案できるかが課題だった。東側が広い駅前ロータリーに面しているため、コンパクトでも開放感があり、住宅らしくない公共性のある建物であるべきと考えた。駅と向かい合う南面開口は最小限とし、東西面を最大限に開放する方針とした。1階の店舗は、建物よりもロータリーの一部であるような空間とするため、全開口にしたいと考えた。建物全体はRC壁式構造だが、東面ファサードは二層毎のRCフレームの大開口をガラスとアルミで仕上げる構成とし、開放性と構造の合理性を確保した。最上階のメゾネットでは、東西面の大開口に加え、ルーフテラスや吹抜け、天窓を設けることで、どこからでも空が見える、開放感のある住戸となっている。

「プライバシー」に価値はあるが、決して万能ではない。特に都市部の狭小住宅では諸刃の剣なのではないか。プライバシーの一部を開放感と交換して暮らすことで、得難い快適さを得ることもできるのではないか。そんな暮らしが街の風景の一部になり、商業店舗等とはまた違った賑わいを生むことに期待している。

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